朝礼講話

病院長 髙尾尊身

3月朝礼講話

―羊とライオンー

 先週からインフルエンザが急増しています。皆様の体調管理には十分に気を付けて下さい。

 さて、3月は天候が不順で荒れ模様が突然晴天になったりします。私たちの国では「春一番」といって春の到来前に荒れる天候があるのは周知のことですね。欧米では「羊とライオン」に例えられます。英語でMarch comes in like a lion, and goes out like a lamb.(3 月は、ライオンのように荒々しい気候で始まり、子羊のように穏やかな気候で終わる)、まさに今の日本の気候がそうです。また、「一頭のライオンに率いられた百匹の羊の群れは、一匹の羊に率いられた百頭のライオンの群れに勝る」という寓話があります。すべてがリーダーで決まると言うたとえです。

 病院には多くの部署があり、多くのグループが存在します。それぞれのグループが上手くいくかはリーダーにかかっていると言っても過言ではないと思います。それでは、病院業務におけるリーダーの条件とは何でしょうか。今の病院業務は細分化され、各部署のリーダーの知識と決断、そして実行が求められます。なので、リーダーは職務に必要な専門知識・その応用・実行のノウハウを知らなければなりません。その様な資格をもつ専門職があります。例えば、看護師では専門看護師、認定看護師などです。認定看護師はやる気さえあれば取れる道が開かれています。この4月から、本院は地域がん診療病院に認定されました。これからの病院には専門あるいは認定看護師、社会福祉士、等の資格をもつ職員の存在が必要条件となって来ます。つい最近では、チームとして4名の職員が研修を受けて、がんリハビリテーションの施設基準を取ることも出来ました。今の医療は刻々と進歩し変化し多様化していきます。

 種子島医療センターと病院名が変わることは、種子島の医療に責任を持つと言うことです。そのためには、医療センターに相応しいレベルの医療そして多様な医療を整備し続けなければならないのです。地域医療あるいは離島医療では、一人一人がリーダーシップを取れるようになる。それが大変大切なことなのです。この病院が再スタートをきるまで残り1ヵ月です。今、何かが変わるではなくて、何かを変えようとする時です。医療への情熱と希望を持ち続けなければなりません。

 皆さんの中に種子島のライオンは何人いるのでしょうか。