社会医療法人 義順顕彰会のリハビリテーション
リハビリテーション室のご案内
リハビリテーション室では、田上病院、介護老人保健施設わらび苑、田上診療所の3施設においてリハビリテーションを提供しております。スタッフは、理学療法士(Physical Therapist:PT)16名・作業療法士(Occupational Therapist:OT)18名・言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist:ST)5名・あん摩マッサージ指圧師2名・鍼灸師3名・助手5名、計49名で構成されています。田上病院リハビリテーション室では、入院(急性期・亜急性期・回復期)、外来(小児含む)、訪問リハビリテーションを、介護老人保健施設わらび苑では、種子島で唯一の療法士常勤施設として入所、通所のリハビリテーションを、田上診療所では、中種子町で唯一のリハビリテーション施設として外来リハビリテーションを提供しています。スタッフの多くは、島外から種子島に集まったメンバーです。「まずは島の生活を知る」事からはじめ、患者様利用者様が住み慣れた場所で多くの笑顔に囲まれて暮らしていけるように、様々な方たちと協力して最善の医療サービスを提供して参ります。
リハビリテーション室 室長
理学療法士 早川亜津子
組織図
田上病院
一般外来チーム
一般外来チームは整形外科、脳神経外科、内科、外科の急性期から亜急性期入院患者様へのリハビリテーションを実施しております。さらに、上記診療科目に小児科を加えた外来患者様に対してもリハビリテーションを実施しております。チームメンバーはPT12名、OT8名、ST5名、あん摩マッサージ指圧師2名、鍼灸師1名、助手2名で構成されています。私たちのチームは治療対象が急性期から慢性期まで幅広い病期というだけではなく対象疾患も様々です。さらに、退院先も様々なため専門的かつ、幅広い視野と臨機応変な対応が求められるチームです。私たちは、こどもからお年寄りまで様々な疾患や障害を抱えた島民の皆様が、これからも楽しく、元気に暮らしていけるように力を合わせて頑張っています。
リハビリテーション室 主任
一般外来チーム マネジャー
作業療法士 酒井 宣政
訪問リハチーム
日常生活に何らかの不自由を感じる方や外出が困難になった方、退院後の在宅での生活が不安な方のために、理学療法士・作業療法士がご自宅を訪問し、リハビリテーションを行います。サービスの提供範囲は種子島全域です。訪問リハビリの内容としては以下のとおりです。
- 体力低下、筋力低下の予防・改善
- 動作能力低下の予防・改善
- 日常生活動作低下の予防・改善
- 精神面低下の予防・援助・改善
- 生活のアドバイス、運動のアドバイスによる身体活動の向上
- 福祉用具・補装具・自助具・住宅改修のアドバイス
対象となる方は以下のとおりです。
- 通院リハビリが困難な場合や在宅生活でのリハビリが必要な方
- 医療保険または介護保険(要支援の方も可能です)をご利用の方
- 3ヶ月に1度、医師の診察を受けられる方お申込みについては、かかりつけの医師または介護保険をご利用の方は担当ケアマネジャーにご相談ください。
リハビリテーション室 主任
作業療法士 濱添 信人
回復期チーム
回復期とは、脳血管障害や骨折の手術、急性期の治療を受けて、病状が安定し始めた、発症から1~2ヶ月後の状態をいいます。この回復期という時期に集中的なリハビリテーションを行う事がもっとも効率的で、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・ソーシャルワーカーが共同し、1人1人の患者様に合うリハビリテーションプログラムを提供していきます。
回復期リハビリテーション病棟では回復期の患者様に対して、機能の回復や日常生活活動(ADL)の向上を図り、患者様のより充実した社会・家庭復帰を目指していきます。
リハビリテーションの内容として、
- 運動能力の回復(理学療法士)
さまざまな原因で身体に障害を持った患者様に対して、運動能力の回復を目的に運動指導を行っていきます。 - 身の回り動作・家事動作練習(作業療法士)
作業活動を用いて障害があっても残された機能を最大限に活用し、身辺動作や家事動作練習を行います。 - コミュニケーション能力と摂食・嚥下機能の回復
脳卒中などの後遺症により、言葉がでにくい食事がむせやすい・飲み込みにくいなどの症状がある方にリハビリを行います。また、口腔ケアも積極的に取り組んでいます。
また、病院内の生活だけでなく退院後の生活を考え入院中より外出・外泊を行っていただき、実際の生活場面での動作確認・介助方法の指導もおこなっていきます。
回復期リハビリテーション病棟 マネジャー
理学療法士 田中美和
介護老人保健施設 わらび苑
わらび苑では、入所サービス(入所、短期入所)と通所リハビリにて作業療法士、理学療法士がリハビリテーションを行っています。また、言語聴覚士が週2回勤務し、利用者様のリハビリテーションを行っています。
リハビリテーションでは、在宅生活を送っている方や在宅復帰を目指している方、在宅での介護や生活が困難で、長期の入所をされている方など、お一人お一人の目標に合わせた機能訓練・日常生活訓練などを行っています。また、その他に、苑での生活を楽しく送っていただけるように、レクリエーションや生花・ピアノ・絵葉書・喫茶などのクラブ活動も行っています。今後も住み慣れた種子島での生活を長く送っていただけるように、スタッフ一同 リハビリテーションサービスの提供を行って参ります。
介護老人保健施設 わらび苑 主任
作業療法士 川原理栄子
田上診療所
田上診療所では、平成23年5月から理学療法士によるリハビリテーションが始まり、現在では理学療法士1名、鍼灸マッサージ師2名、リハビリ助手2名でリハビリテーションに取り組んでいます。現体制が開設してまだ約2年ですが、地域に根付くリハビリテーションを目指して地域に貢献していきます!
理学療法について
お一人お一人の悩みやご要望をお伺いながら、身体能力や生活環境を評価し、個別の目標を立案し、その方に合わせたリハビリテーションプログラムを作成、実施していきます。
その他に、高齢者の運動機能予防対策、メタボリックシンドローム予防、スポーツリハビリ、福祉用具の適用相談、住宅改修相談にも対応しています。
鍼灸マッサージ・物理療法について
- マッサージ専用のベッド、椅子でのマッサージを個別に行います。
- 針治療では、一本鍼にて症状に合わせた治療を行います。
- 物理療法では、干渉波・ホットッパク・牽引機器を用いて治療を行います。
予約制になっておりますので、初診の方や予約をされていない方にはお待たせすることがありますのでご了承ください。